VR酔いを軽減する世界初の技術「VRun System®」 信州大学教育学部とVR酔い防止技術の効果検証測定を実施 ~教育現場におけるVR活用促進へ~

2023.02.10

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雪雲は、視覚情報と脳の認識のタイムラグなどによって引き起こされる「VR酔い」を軽減できるVR技術「VRun System®」を世界で初めて開発しました。本技術をコア技術として、次世代のVRシステムによる新たなメタバース空間を構築し、多くの人が自由な表現で楽しく社会参加可能なメタバースの世界を実現する全く新しいメタバースプラットフォーム「The Connected World®」の開発を進めております。


このたび雪雲は、「VRun System®」につきまして、「VR酔い防止技術の効果検証測定」を信州大学教育学部・村松浩幸教授の協力のもと、信州大学教育学部ものづくり技術教育コースの学生、および岡学園トータルデザインアカデミーの学生合計50名を対象に実施いたしました。
 
今日では、VR技術の活用が教育現場において増加傾向にあり、乗り物酔いに似た「VR酔い」が生じることが大きな課題になっています。 雪雲は、今回の検証結果を活かし、「VR酔い」を軽減するためにより的確なアプローチに繋げ、ゲームの分野に止まらず教育現場を含めた様々な分野での応用に役立てます。

概要

研究テーマ

VR酔い防止技術の効果検証

対象

信州大学教育学部 ものづくり技術教育コースの学生 10名
岡学園トータルデザインアカデミーの学生 40 名

効果検証の方法

合計50名の学生に「VRun System®」を用いた動画コンテンツと用いてない動画コンテンツを視聴、比較。
VR 酔研究で国際的に使われている評価尺度を使用した質問紙調査等により検証。

実施時期

2023年3月31日まで

検証結果

2023年度の日本産業技術教育学会にてポスター発表(2023年8月予定)

村松浩幸氏 プロフィール

信州大学学術研究院教育学系教授 博士(学校教育学)
信州大学教育学部附属次世代型学び研究開発センター長(2021まで)
信州大学教育学部学部長
一般社団法人日本産業技術教育学会会長

村松浩幸教授

学歴

出身大学院
1989年 東京学芸大学教育学研究科技術教育専攻 

取得学位
博士(学校教育学)、兵庫教育大学